たとえばあなたの肉体が終わって
たとえばあなたが魂だけになっても
ぼくはあなたを求めるだろう
永遠にあなたをさがす旅に出るだろう
ぼくが触れていたのはあなたの果実じゃない
ぼくが触れていたのは快楽に揺らぐあなたの魂
本当に大切なものはいつだって
あなたの果実の奥底に眠っていた
あなたは率直なただの男だから
魂よりも肉体の方が遥かに大事なのかもしれない
肉体を求め 肉体をむさぼって
魂の温度など見向きもしなかったのかもしれない
けれどただの男であるあなたがなぜ
肉体を見ることが重要であるはずのあなたがなぜ
ぼくの肉体に発情することがあったのだろう
それはきっとふたつの魂がお互いに交わったから
たとえばぼくの肉体が終わって
たとえばぼくが魂だけになっても
あなたはぼくを忘れないだろう
ひとつになった魂は永遠に巡り会う