魂の源流

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旅人は遡上する
運命と時の流れを
すべからく逆行する
まるで全てに逆らうように

大人たちはあざ笑う
遡る魂たちを
どうせ老い朽ち病み死んで
海へと流される肉体であるのにと

旅人の魂は生まれたての炎
人間の言葉など知らない
褪せて乾く果実など持たない
行き先を示す羅針盤を見上げる

夜空に瞬く銀河の破片
地上に咲き誇る生命の花
海へと傾く青い揺らぎ
森に潜む精霊たちの歌声

野性の感性が解き明かす
源流へとたどり着く道
知床の冷たい流れを駆け抜ける
鮭たちの生命が響くよ

生命の裏側で今もなお翻る炎の色を
思い出してみないか
誰もが昔に見ていた果てしない運命
いつの間にか隠された生命の根源

あらゆる輪廻を隔てても
どのような川を渡ろうとも
ぼくたちは源流の水の飛沫を忘れない
青い液体を解き放つ瞬間のように

 

 

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