祝福の詩

 

ぼくが幸せになることを
祝ってくれる人はいない
妬みやおそれや未熟さが
刃物となって心をえぐる

愛が深ければ深いほど
ぼくを否定するというのなら
ぼくがぼくの幸せを祝おう
他の誰もができないくらいに

ぼくがぼくの髪を撫でよう
ぼくがぼくに誉を注ごう
自分しか知ることのない
見せないための宝石があるから

ぼくがぼくに花を贈ろう
ぼくがぼくの果実を握ろう
他の誰にも見えやしない
根の国に潜む秘密を持つから

どうして一番に綺麗で大切なものを
他の人に見せなければならないの
魂を取り囲む神聖な渦を閉ざす
美しい鍵は誰も触れることができない

 

 

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