未来と過去の囚人

(この記事には広告が含まれる場合があります)

 

 

人間たちが自らの密かな残酷さを
目の当たりにするために集う
荒野の先にあるのはさらなる残酷か
あるいは平和という名の幻影への居直りか

人間が残酷でなかった時代など
どこにあったというのだろう
そのたったひとつをむしり取っては
これを“残酷”だと喚き立てる

悪者が欲しいのならば
敗者へと押し付けるのがよかろう
世界にあふれる残酷の前に
攻撃される的を立てればよかろう

本当の残酷さはどこにある
これを見なさいと追い詰められた裏にある
真実のカラクリは何を語る
あらゆる残酷を誰もが担えない

罪を償えと攻め立てる人々
咎の重みを疑い出す時流
つくられた歴史に歯向かえば
勝者という名の悪魔が叫ぶよ

人間という動物の運命の流れが
通常を装っては廻転を促している
自らとは関係のない罪を見出しては
見知らぬ物語の中へと意識を埋める

過去と未来に囚われてる
現在を生きることを忘れている
燃さかる炎のような命の音を
こぼれ落としながら何を聞こう

 

 

にほんブログ村 セクマイ・嗜好ブログ 同性愛・ゲイ(ノンアダルト)へ