ロシヤの冬は寒いだらうか
ロシヤの冬は寒いだらうか ひとつの軌道を抱きしめて どこまでも広がる雪原に 消え果ててしまいはしないだらうか なぜこの足は赴くのだらう 碧い王国しか知らないこの精神を まるで落とした冬を拾わせるようにして …
ロシヤの冬は寒いだらうか ひとつの軌道を抱きしめて どこまでも広がる雪原に 消え果ててしまいはしないだらうか なぜこの足は赴くのだらう 碧い王国しか知らないこの精神を まるで落とした冬を拾わせるようにして …
忘却に慈しみをあげよう ・記憶と忘却 ぼくたちには生きていく上で、欠かせない重要なふたつの機能が備わっている。それは、覚えること、そして忘れることである。覚えることは難しく言えば記憶する、忘れることは固く言…
自分自身の昔の言葉が あまりに美しく胸に響くから まるで誰か知らない人が 書いた言葉に思われる夜 嘆かなくていい うつむかなくていい いつしかこのぼくの心も 過去へと流れ込むだろう 過去とは美しいイマの別名…
言葉を覚えた人間たちが、自らの死を知り、死を恐れ隠し退けてしまったことなど無視して、動物たちは生と死をすぐそばに横たえながら、無意識の炎の中を走っている。 &nbs…
どんな時も届いてくる ”未来の故郷”から… 中島みゆき「異国」で故郷を見出せずに彷徨っていた女は「麦の唄」で未来の故郷を見出し心を救済される ・ぼくの好きな「麦の唄」の一節 NHKの朝ドラ「マッサン」の主題…
すべての創造物は 大いなるものの啓示 どこまでも深遠なる思いが この腕にまとわりついて離れない すべての生命は 大いなるものの化身 とめどなくあふれる青い熱に うなされながら悟りは開くよ 人間だけが言葉を持…
なにも与えられなくても 与えていたときのことを 思い出しなさい 光の中で なにかを与えられなければ 与えることをやめてしまった 悲しい姿を思い知りなさい 緑の鏡面で ただ与えていたときには 言葉は美しい詩を…
ちびまる子ちゃんって面白い! 最近、アマゾンプライムビデオでもちびまる子ちゃんの話が大量投下されたことを受けて、その面白さを再認識された方も多いのではないか。実はちびまる子ちゃんのアニメは1990年に始まり…
行き場をなくした魂たちが 今日もどこかですれ違う 美しい言葉に乗せられて 天空へとのぼってゆく姿が見える またどこかで出会えるだろうか 問いかける先はむなしい空ばかり どうしてここで出会えたのだろうか あて…
わたしのこころに鬱滞する灰白は まさにあの日の海のいろ このこころに住み着いてしまった海は ロシヤへと砕けて消える なぜこのようなところにいるのだろう わたしの言葉は問いを反芻すれど 思い出す…