魂の使命を果たすための人生は忙しく、浮世の労働なんてしている暇はない
・「魂の使命を果たすための人生は忙しく、労働なんてしている暇はない」
・中島みゆき「国捨て」
・中島みゆき「放生」
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・「魂の使命を果たすための人生は忙しく、労働なんてしている暇はない」
自らの使命を見定めましたか
それは浮世の労働に即したものでしたか
それは集団の利益に巻き込まれるものでしたか
それはあなたを部品として生かすものでしたか
自らの行くべき世界を見出しましたか
それはあなたの魂に関わるものでしたか
それはあなたの運命より生まれ出づるものでしたか
それはあなたを部品から全体へと帰しますか
自らの生命の本当の意味を知ってしまったならば
もはや愚かな常識へは戻れない
自らの生命の本当の価値を注ぎ込まれたならば
おろおろと偽りの正しさをふりかざせない
使命はぼくたちを真に生かす揺らぎ
世の中などふり返らずにたとえ死んでしまったしても
後悔などひとつもないと言い切るための火炎
死ぬよりも怖いことは ぼくたちの使命を裏切ること
行くべき世界の声を聞く受容体を持たない濁った魂たちが
人生で何をすればいいのかわからずに迷妄へと身を投げる
彷徨う魂たちが世の中にあふれ過ぎて
やがて清らかな美しい魂たちはのけ者となってゆく
冷たい水の中を傷だらけで遡上するように
透明な野生の魂たちは時空を駆け抜ける
憎しみや 妬みや 誹りに惑わされない
彼らはただ故郷の清らかな水の音だけを聞いている
行くべき世界に旅立とうとすらしないことは
生まれてきた意味をかき消す呪いだった
根源が指し示す羅針盤に従う運命を背負ったものだけが
不動明王のように必死の形相を解き放つよ
・中島みゆき「国捨て」
空ゆく数多の翼には
憧れ抱かせる光がある
この世のすべての翼には
ただひとつだけの使命がある
・中島みゆき「放生」
さぁ 旅立ちなさい
もう歩いてゆけるわ
さぁ 悲しみをこえて
行くべき世界へさぁ 旅立ちなさい
もうすべて変わるとき
さぁ 踏み出してごらん
行くべき世界へ
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